表参道から青山、さらに二子玉川へ


2003年06月08日


表参道から青山へ、さらに二子玉川へ
地下鉄半蔵門線の表参道駅というのは何回か降りたことがありますが
原宿から通じる明治神宮の表参道そのものは
まだゆっくり歩いたことがありませんでした。
僕的にはこぎれいなお店が並んでいるイメージです。
表参道という名前も華やかでうきうきするような響きですよね。
それで一度ゆっくり歩いてみようじゃないかと言うことになりました。

                                       おしゃれな建物の原宿駅
さすがに日曜日の原宿の駅は若者であふれていました。
でも渋谷の街で感じるような怖い若者のイメージはなくて
とっぽいカッコの若者たちも何処かかわいさも残しているような感じでした。
ビジュアル系のコンサート帰りの少年少女が
辺りを掃き清めてから帰るようなあの感じの良さがあるのですね。
そこまでは期待しすぎかもしれませんが。

                                      街路樹が美しい原宿表参道
それでも原宿の街には芸能プロダクションのスカウトに声をかけられて
アイドル歌手になってしまうと言う話もうなづけるような
かわいい女の子が沢山歩いています。
もしかしたらそれが狙いで歩いているんじゃないかというような
派手目の女の子も歩いているような気がします。

原宿名物の同潤会アパートは老朽化のため取り壊し作業に入ったと見えて
白い壁に囲まれて内部の様子はうかがい知れません。
一カ所隙間があったので覗いてみたら
そこの部分は未だアパートが手つかずで残っていました。

半蔵門線の表参道駅のある交差点は今までも何回か来たことがあります。
表参道駅近くの骨董通りに面したビルにある
「自在堂」というミュシャの店のファンなのでこの街には時々来ていたのです。
ですから原宿からまっすぐ歩いて
この表参道駅のある交差点に来たときにはなんだかほっとしました。
知っているところに出るとほっとするのは何故なんでしょうね。

この交差点をまっすぐに突き抜けてまた未知の道を進みます。
ここをさかいに街の雰囲気は随分変わります。
落ち着いた街並みの中で道路の両側に所々見られるファッションビルは
きわめてハイセンスで
その建物やディスプレイの美しさはこの世のものとは思えないほどです。

            青山にあるプラダのビル。一枚一枚のガラスが内に外に湾曲しています
左右の美しいディスプレイに心奪われながら更に進むと
別の道路に突き当たります。
この辺りから有名な六本木ヒルズと東京タワーが見えました。
東京タワーの方が随分小さく見えました。
六本木ヒルズって凄い。

              六本木ヒルズ遠景。左側の東京タワーは遠いので小さく見えています
この突き当たりを右に曲がるとすぐ左側に根津美術館があります、
陶磁器などの美術館のようですね。
内部は広い庭園が併設されていて美術館に来た人は
見学出来るようになっています。
ただし美術館利用者以外の庭園見学のみは駄目みたいでした。

それでも門からかなり奥の方にある受付まではフリーアクセスですので
少しばかり入り込んで見てみると
素晴らしい庭園が奥の方に広がっている気配です。
庭園は見てみたかったのですが
おまけの庭園見学につられて見たくもない焼き物の美術展を見るのは
本意ではないですので
昔グリコのおまけが欲しくてキャラメルを買ったのを思い出します。
この際庭園見学はあきらめることにしました。

                    美術館から出てくる老夫婦。ああいうのかっこいいですね
そこから骨董通りに向かう途中に岡本太郎美術館がありました。
ああいう天才の人の作るものは僕には分かりませんが
あれを良いという人が確かに存在するわけですね。
そのことが僕には不思議です。
自分には分からない世界があるんだと言うことを
理解する事が出来ますね。
全くどこがいいんでしょう。

                                           意味不明岡本太郎
せっかく骨董通りに来たのですから
自在堂に寄って行こうと思いました。
行けば気に入ったカレンダーでも見つかるかもしれません。
絵は高価で手が出ませんが
沢山のミュシャを見られるだけでも幸せというものです。

それで自在堂のあるアンリビルの3階まで
エレベーターで上がってみたのですが
日曜日はお休みだったみたいで見ることは出来ませんでした。
残念。
(自在堂ホームページによると開いているのはお昼から夕方6時までで
 日曜祝日がお休みのようでした。下調べしなくちゃね)

おなかがすいたので何か食べようと言うことになって
あちこち探したのですが
南青山あたりの裏道にある食べ物屋さんは
エスニック料理ばかりで僕が食べられるようなものはありませんですね。
結局青山通りに面した
紀伊国屋の並びのPRONTOでサンドウィッチなどを食べて
お昼にしました。
サンドウィッチはとても美味しかったです。

青山通りを渋谷方面に歩いて行くと
右に国連大学本部、左に青山学院大学があります。
凄い街ですね。
特に青山学院大学は
伝統をたたえる重厚な感じとハイソなおしゃれ感を
バランスよく醸し出していますね。
門や校舎や壁までが重々しくておしゃれなんですね。
あこがれのヨーロッパが一部ここにあるみたいな感じです。

                    やっぱりミッション系だからヨーロッパの香りが漂うのか?
我が家の方にある立教大学もそんな感じはしますけど
青山の青学にはちょっとかなわないですね、やっぱり。

青学の美しさに感心しながら更に進むといよいよ渋谷の街に近づいて
なんだか周りがごちゃごちゃして来ました。
道路に面してOffice Depoの店舗を発見しましてびっくりしました。
Office Depoは通信販売の会社で僕もよく利用しています。
各種事務用品を扱う面白いお店です。
思わず寄り道をしてほんの少し買い物をしてしまいました。

僕たちはこれで渋谷の駅でJRにのって帰ってしまうのか
このまま渋谷の駅の向こう側を歩くのか
少し迷いましたが目の前に半蔵門線の駅を発見して
地下鉄で帰ることにしました。
半蔵門線で永田町で乗り換えればうちの方まで一本ですからね。
なんだか分かりませんけどJRって疲れるのです。
地下鉄の方がのっていて楽です。
JRはいつも混んでいますからね。

半蔵門線の渋谷駅でホームへの階段を下りていく途中
気が変わってこのまま家に帰るのはもったいないので
二子玉川に寄って行こうと言うことになりました。
逆方向でも寄って行くというのだろうか?

                  東急って何でおしゃれに見えるんだろう。不思議です
二子玉川駅周辺は僕たちが今まであまり見たことが無いような
不思議な雰囲気の街でした。
昔からの商店街と全く新しい高島屋が
隣り合わせに同居している感じなんですね。
高島屋は駅前にありながら
建物に沿って駐車場待ちで並ぶ車の列が凄いんです。
お客さんは遠くから来るみたいなんですね。
近所の商店街とは客層がだぶらない感じなんです。

それでもさすが駅周辺には洒落た喫茶店が幾つか有るみたいで
その中の一つのLittle LULUに入ってみました。
紅茶の専門店でしたのでいくつもの種類の紅茶が
メニューに書いてありました。
よく分からないので
飲みやすいというふれこみの紅茶の一つをお願いして
飲んでみることにしました。
そうしたらこれが美味しいんです!
                     
布の袋をかぶせられたティーポットには熱々の紅茶がたっぷり

横浜の中華街で美味しいチャーハンに出会ったときに感じる感動
に近いものを感じましたね。
僕はグルメじゃないですけど美味しいものは美味しいと感じます。
美味しい紅茶が飲めて幸せだったです。
すっかり気分を良くした僕たちは
高島屋でウィンドウショッピングしたり
ロビーでVOLVOの展示車の運転席に座ってみたりして
のんびりとにこたまの人になったのでした。

帰りは当初予定の永田町経由で家に帰って参りました。
今回も密度の高い小旅行(日帰りだけど)が出来まして
充実の6時間なのでありました。

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