有楽町から半蔵門へ


2003年05月04日


有楽町線から半蔵門線へ
皇居外苑と日比谷公園は話には聞きますが行ったことがなかったので
よく晴れたこのゴールデンウィークを利用して行って見ることにしました。
気楽な都内散策ですので朝はゆっくり寝ていつものように11時に家を出ます。
おかげで有楽町に着いたときにはすっかりおなかがすいてしまいました。

有楽町の国際フォーラムの中に
創作料理をうたっているところがあったので入ってみました。
そうしたらこれが遅かったです!
席に座って注文してから実際に料理が出てくるまでがものすごく遅かったです。

隣の席のカップルは見に来た劇が始まってしまいそうでいらいらしていました。
僕たちは時間の制約はありませんでしたが
あんまり待たされたのでやっぱりいらいらしてしまいました。
僕たちの隣のカップルはクレームをつけたので少し早かったですが
その分僕たちは遅くなったようです。
順番は逆なのに。
味は美味しかったです。

昼食のあと皇居の外苑に向かいました。
あの有名な皇居の二重橋を見ました。
お堀の水に映えてとても美しい橋でした。

                                   おっかさん、あれが二重橋
その橋を渡って皇居に入れるわけですが
そこは厳重な警備が施されていて
橋の向こうの門のところに二人の警官が立っていました。
おまけに橋のこちらには厳重なバリケードがあって
そこにも一人警官が立っているのです。

あれほど警備をしなくてはならないのはちょっと問題ですね。
僕は天皇家は嫌いじゃないだけに
あの警備の厳重さはほとんど腹立たしく感じられます。
残念なことであります。

バリケードのこちら側の警官は
気楽な感じで観光客と世間話などしておりましたが
門のところの警官は遠目ですが微動だにしていない様子です。
あれじゃあ大変だろうとよけいな心配をしていたところ
そのうち固く閉ざされていた門の一部が開き
新たに二人の警官が中から現れ
おもちゃの兵隊よろしく二人だけで隊列を組んで
形式に則って門番の交代をしたのです。

その様子はすぐれて形式的で
きっと観光客が見ていなかったら
あそこまで美しくはやらなかったろうと思われるほどでした。
どうなんでしょうね。

外苑の後は日比谷公園に向かいました。
日比谷公園では野音のコンサートがあるらしくて
その音あわせとおぼしき騒音がちょっとうるさかったです。
野音なんて迷惑な代物ですね。

それにしてもあの東京のど真ん中で
あれだけの植物がたくさんあるのは凄いことですね。

                                        日比谷公園入り口

そのあと霞ヶ関官庁街を縦断しました。
さすがにこの辺りは有名な建物が多いですね。
あの建物は見たことあるなって思ったら
よくテレビで見た外務省だったりするんです。
もちろん国会議事堂の前も通りました。

             柵の間から国会議事堂を撮影、警官がこちらを睨んでいました

内堀沿いに北上して半蔵門駅に到着、
半蔵門線に乗って先頃新しく開通した線にある清澄白河の駅におりました。
この駅の近くにのらくろの街があると聞いたからです。
         
                 高橋のらくろ〜ド
江東区森下文化センター内の田河水泡のらくろ館は
官の運営であるにもかかわらず
ゴールデンウィーク中にもやっていてはなはだ感心しました。
おかげで楽しい時を持つことが出来ました。
筆者は戦後生まれですが
子供時代にリメイクのらくろを読んでいて
のらくろの第2世代の読者なのでありました。

僕らが子供時代は今考えても不思議な時代で
終戦間もない頃(終戦後15年くらい)であるにもかかわらず
少年漫画雑誌には「零戦隼人」とか「紫電改の鷹」とか
旧日本軍賛美の戦争物の漫画が目白押しでした。
のらくろも少しはそういう気分が入っていたと思います。
何故お上やアメリカが抑えなかったのか全く不思議です。
両者とも可能なら再軍備を考えていたのかもしれませんね。

久しぶりにあったのらくろを見ながら
40年以上昔を思い出していろんな事を考えてしまいました。
それもまたよしでありますね。

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