秋葉原から上野科博


2003年08月03日


秋葉原から上野科博
腰から足にかけての痛みもだいぶ治まってきましたので
少しずつリハビリ気分で歩く距離を伸ばしてみることにしました。
要するに一人で秋葉原を歩いてみようと言うわけですね。

午前中11時過ぎに家を出て秋葉原に向かいます。
最初朝霞台の駅では東上線の準急に乗ったのですが
和光市で有楽町線の車両に乗り換えました。
東上線では座れなかったのです。
外出してすぐに足が痛くなっては困りますので
出来るだけ空いた車両に乗って座って行きたかったのです。
年ですね。

その上
池袋で乗り継ぎ改札機を通って丸ノ内線に乗り換えると
営団地下鉄同士なので初乗り料金ではなくなって
異常に安く淡路町まで行けてしまうのです。
30分以内に乗り換えなくちゃいけないんですけどね。

              快適丸ノ内線
そういうわけで今回も淡路町駅利用の秋葉原行きとなったのでありました。
淡路町の駅に着いた頃ちょうどお昼時でしたので
駅にほど近い「吉野家」さんに寄ってお昼を済ませることにしました。
「吉野家」は相変わらず若者と中年の男性客ばかりで
殺風景な客層であります。

客は皆座ると同時に
「特盛りつゆだく、みそ汁にお新香、あと卵一つね」と注文します。
あっという間に注文した品が運ばれて
客は何かに憑かれたようにかきこむのですね。
あんなに焦って食べなくとも良いのにって思うほどです。

かくいう僕もつられて焦って食べ終わり
なんだかお昼を食べたと言うより餌を食べたみたいです。
おまけにそのことに特に不満を感じていないのですから困ったものですね。

お昼を終えて少し歩くと秋葉原の街に到着します。
日曜日の秋葉原はホコテンをやっていました。
いつもながらホコテンは気持ちの良いものです。
普段なら歩いてはいけない車道を歩いて文句を言われないのですから
ここは一つ「堂々人生」車道を歩かないと損のような気がしますが
何故か僕を含めてほとんどの人がいつもと同じ歩道を歩いています。
察するにお店を覗きながら歩くには車道では不便なんですね。
車道を歩く人はコアな秋葉原フリークではないのですね。
コアって・・・(^^;)

                                      秋葉原の秋葉原らしい風景
しかしながら道の反対側の歩道にいつでも自由に行けるという点では
ホコテンの意義は大きいようです。

秋葉原を2、3店舗冷やかしてたいした収穫もなく
最近秋葉原に飽きている自分を感じつつ
もう少しこのまま歩いてみることにしました。
ご存じの通り秋葉原の中央通りをまっすぐ北に向かうと御徒町に出ます。
さらにまっすぐ歩くとほどなくして上野のお山が見えてきます。
ここは例の明治維新の際に彰義隊が頑張ったところですね。
他にも西郷さんの銅像が建っていたりします。

                                 上野公園の中、北上中
この上野恩賜公園には東京博物館、科学博物館、西洋美術館、
上野動物園、都美術館などなど非常に沢山の文化施設がありますね。
時々催される各種美術展も素晴らしいものが沢山あります。
国立科学博物館で江戸大博覧会をやっているというので
行って見ることにしました。

                          国立科学博物館、楽しい展示物がいっぱいです
江戸大博覧会は大混雑でした。
それでも期待通りの沢山の興味深い展示が楽しませてくれました。
中でもいくつものからくり人形が僕の目を引きました。
例のゼンマイ仕掛けのお茶を運ぶ人形などですね。
僕のように興味を持つ人が多いのか
出口のところの売店に「大人の科学」のからくり人形が売られていました。
よほど一つ買って帰ろうかと思いましたが
これを組み立てて遊ぶ時間が取れるとも思えず
買うのは諦めました。

科学博物館を出て上野の駅に向かう途中西洋美術館の前を通りました。
西洋美術館の前庭にはロダンの「地獄の門」「考える人」があります。
前庭に入るのまではただですので「考える人」を見て行くことにしました。
「考える人」は沢山ある本物の中の一つなのだそうですね。
これを無料で見られるなんて素晴らしいことであります。
国立西洋美術館、太っ腹でありますね。

                        「考える人」、素晴らしい造形美であります

                          「地獄の門」、上の方に「考える人」がいますね
足が痛いと言いながら今回も随分歩いてしまったのでありました。

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